現在世界的に広がる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、事業に多大な影響を受けていらっしゃる方々の早期の回復と感染の早期収束を心よりお祈りいたします。
Amazon Web Services (AWS)をつかった
『テレワーク支援サービス』とは
テレワーク・在宅勤務の導入がうまく進まない、または導入したいが問題を抱えている企業様を対象に、ディーネットが提供可能な4つの『テレワーク支援サービス』をご案内いたします。
- 1.【クラウドコンタクトセンター】
- 会社への入電を設計通りに自在に転送でき、自動音声も流せる。Amazon Connectでクラウドコンタクトセンターを即日リリース。
- 2.【仮想企業内ネットワーク】
- 在宅勤務でも、データを持ち出さない企業に最適。Amazon WorkSpacesで実現する仮想企業内ネットワークの構築。
- 3.【セキュアなオンラインストレージ】
- 企業間のデータのやりとりを安心の専有環境で実現。Nextcloud on AWSで実現するセキュアなオンラインストレージ。
- 4.【専用チャット+Web会議環境】
- クラウド型のWeb会議はセキュリティが心配。オープンソースを活用した、専用チャット+Web会議環境の構築。
ディーネットで導入、運用中のサービスです
新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威により、弊社においても3月初旬からテレワーク導入を実施するに至りました。今回ご案内するサービスは弊社が実際に導入して現在運用しており、それぞれ効果を確認できたものばかりでございます。なお弊社は導入に際し、以下3つの点に着目しサービスを選定、導入いたしました。
- コスト感
- スピード感
- セキュリティ
その結果、弊社のような中小企業でも容易に導入できる4つのサービスとして、お客様に自信をもってご案内できるものとなりました。
テレワーク・在宅勤務の導入がうまく進まない、または導入したいが問題を抱えている企業様はサービスをご確認の上、ぜひお気軽にご相談ください。
1.クラウドコンタクトセンター
システム | Amazon Connect |
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対象 | 外部からの電話対応をテレワーク・在宅勤務担当者にて遠隔対応したい企業様。 |
仕様 |
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参考サイト | https://aws.amazon.com/jp/connect/ |
新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威が継続する事態に会社事務所を閉鎖したいが、会社への入電が業務に組み込まれている場合、対応人数を減らしてでも出勤させざるを得ない企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
ディーネットのメインサービスである24時間365日のシステム運用サービスを支えるテクニカルサポートチームは、通常時は物理的な拠点にコンタクトセンターを構えています。
しかしテレワーク推奨の流れを受け、急遽AWSのAmazon Connectを利用したクラウドコンタクトセンターを開設し、そちらへコンタクトセンターの機能を移行しました。
このクラウドコンタクトセンターの開設において、全顧客企業様からの入電をAmazon Connectに転送し、そこから勤務中のスタッフに対し、時間帯によって振り分けて入電を行う設計を行いました。
また、効率化を図るため、必要な対応箇所に自動案内音声を設置いたしました。
さらに、Amazon Connectでは、パソコンでその電話を受電でき、会話も可能です。
パソコンの電源を落とせば、自動的に他のスタッフへの転送も可能です。
本機能を利用するには、NTTであれば「ボイスワープ」等の転送電話機能が必要となりますが、この機能さえあればクラウドコンタクトセンターの開設が早期に可能です。
2.仮想企業内ネットワーク
システム | Amazon WorkSpaces |
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対象 | 重要データの入ったパソコン等端末を社外に持ち出すことができない企業様。 |
仕様 |
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参考サイト | https://aws.amazon.com/jp/workspaces/ |
ディーネットでは業務利用データは、社内ネットワーク内の共有ファイルサーバーに保管し、極力外部に持ち出すことはしないルールとなっております。
しかしテレワーク導入により、社外でデータ作成をする状況も発生することから、持ち出すパソコン端末のセキュリティ設定を十分にほどこし、盗難時にもデータの漏えいを防止する対策をとっています。
その上で各端末から自社のVPNゲートウェイを介しVPN接続を行った上で、現在テレワークを実施しております。
お客様企業の中には、取引先企業との契約上の理由から、取引先企業のデータが入った端末を社外に持ち出すことを禁止されている場合もあるのではないでしょうか。
AWSのサービスには、仮想デスクトップサービス Amazon WorkSpaces があります。
弊社担当もこのサービスを利用して一部の業務を実施しているケースがあり、非常に簡単に利用を開始することができました。予め自社拠点とVPNで接続されたAWS環境のプライベートサブネット環境(VPC)に、AWSマネジメントコンソールから希望のタイプのWindowsマシンを展開するだけで10分程度で仮想デスクトップを開始することができます。
自宅のパソコンから暗号化された経路を使い、専用のクライアントソフト経由でセキュアにこの仮想デスクトップに接続でき、すぐに業務を開始することができます。
(Windows Updateは必要となる場合がございます。)
事前にAWSのネットワーク構成を設計し構築しておく必要があったり、そのネットワーク上にファイルサーバーの展開が必要になる場合もあります。
そのような場合も、ディーネットでは導入までのご支援が可能です。
3.セキュアなオンラインストレージ
システム | Nextcloud on AWS |
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対象 | Dropbox等、SaaS型オンラインストレージではなく自社専用のオンラインストレージでセキュアにファイル交換をしたい企業様。 |
仕様 |
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参考サイト | (Nextcloud on AWS使用サービス)https://dsync.denet.support/ |
オンラインストレージサービスとして、OneDriveやBOX、Dropbox、またAWSの場合ですとAmazon WorkDocsをご利用されている企業様もいらっしゃるかと思います。
しかしどのサービスもアカウント単位の課金となるので、ユーザー数が多い場合は、費用負担が大きくなる場合があります。
ディーネットではオンラインストレージNextcloudをAWS上にお客様専有のオンラインストレージ環境として構築し、データの保全、スペック、セキュリティの要件を自在に組み合わせた上ご提供いたします。
珍しいパターンとしては、AWS WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)を組み込むことも可能です。データ領域にAWS S3も指定できることから、データ容量が増えれば増えるほど、ユーザーも増えるほど、SaaS型のオンラインストレージサービスよりも安価になり、使った分だけのコストで自社だけのオンラインストレージ領域を利用できます。
4.専用チャット+Web会議環境
システム | Rocket.Chat |
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対象 |
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仕様 |
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参考サイト | https://rocket.chat/ |
テレワーク支援の強力なツールとして、Web会議はもう既にご利用になられた方も多いのではないでしょうか。
現在利用者数を伸ばしている某Web会議システムに関しましては、元々ビジネスユースで始まったサービスではありますが、このような状況下でコンシューマー向けにも爆発的に広がったことにより、セキュリティリスクが度々報道され、某国では政府機関での使用が禁止になった事例も発生しました。
ディーネットでもそれら汎用WEB会議サービスを使用するケースはございますが、サービス開発のミーティングなどセキュアな環境が求められる場合では、Rocket.Chatで自社構築した専用のWeb会議環境を使うようにしており、ケースバイケースで使い分けを実施しております。
また、汎用WEB会議サービスの多くは、1アカウントごとの課金となるので全社員にアカウントを渡すのは費用負担が大きく、二の足を踏んでいらっしゃる企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
Rocket.Chatは、ビジネスチャットアプリSlackとほぼ同様の機能で、アプリケーション自体はオープンソースなので、無料で利用することができます。
また、スマートフォン用のクライアントアプリケーションもありますので、非常にセキュアな環境で、ビジネスチャットを利用できます。
このRocket.Chatのアドオン機能として、Web会議の機能を付け加えることができ、PC画面の共有もできる自社専用のWeb会議環境を構築することが可能です。
ランニング費用はAWSの利用費のみで利用が可能です。
もちろんセキュリティの要件が厳しい場合でも、AWSのサービスを組み合わせれば、その要件を叶えることが可能です。これを機に自社で費用を気にせず、自社専用のビジネスチャット環境、およびWeb会議環境をセットアップされてみてはいかがでしょうか。