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どれを選ぶ?知っておきたいサーバー別比較表(オンプレミス・クラウド・VPS・レンタルサーバ)

2020.01.29

費用が高いか安いかの判断は?要件に合ったサービス選択の必要性

いろいろな種類があるサーバ。皆さんはサーバが必要になった時、何を基準に選択されますか?
サーバを選択する際の大きな理由の一つに「費用」があるのではないでしょうか?
では、高い、安いは単純に初期費用や利用料の価格差だけで判断できるものでしょうか?
そうではありません。
「やりたいこと」「必要な要件」を最大限満たした上で、その中で最もコストパフォーマンスを発揮するサーバやサービスが「安い」サービスということになります。

クラウドをご検討のお客様。ぜひ一度ご相談ください。

そこで、代表的なサーバのサービス、オンプレミス、クラウド(IaaS)、VPS、レンタルサーバの4種類を比較、
ご案内いたします。皆さんのご要件に最も合ったサービスをご選択いただき、最適な環境でシステムやホームページを運用してください。

オンプレミス・クラウド(IaaS)・VPS・レンタルサーバの違い

サービス 説明

オンプレミス

~要件に応じた設計を望みのまま実現~
自社拠点やデータセンターに自社で用意し構築したサーバでシステムを運用する。
カスタマイズ性、拡張性や自由度は最も高い。
ただし、キャパシティ設計の厳密化が求められ、設計段階に必要な工数がクラウド(IaaS)と比較し増大する。また、その他に初期費用が高い、即時拡張性は無いというデメリットが存在する。キャパシティ設計の柔軟性や構成設計の柔軟性を必要とする要件には不向き。
サーバにかかる負荷が一定で、かつ費用をかけても自社で運用したい基幹系システムには向いている。

クラウド(IaaS)

~サーバ構成からネットワーク構成まで自由自在~
複数の物理サーバ上に複数の仮想サーバを構築してユーザーがその仮想サーバを利用するサービス。
サーバだけでなくネットワーク構成も柔軟に設計できることがVPSとの大きな違いである。同様に仮想サーバとして利用するVPSは基本的にはサーバ単位での利用であり、ネットワークに要件が必要な場合はクラウド(IaaS)が向いている。
OSやメモリー、ディスク領域など、時間単位で利用ができ、かつ容易に増減することが可能。
また、ルート(管理)権限を持つことができるので、カスタマイズ性も高い。
物理機器、ハイパーバイザーは業者がメンテナンスし、OS以上をユーザーがメンテナンスする。
即時性、柔軟性、従量課金が最大メリットでサーバ負荷にバラつきがあるECサイト、突発的にアクセスが発生するサービスサイト、ソーシャルゲームなどのサーバに向いている。
代表的なサービスにAWS(Amazon Web services)、Azule、純国産ではニフクラなどがある。

VPS

~サーバリソースを自由に利用~
原則1つの物理サーバの中に、複数の仮想サーバを構築してユーザーがその仮想サーバを利用するサービス。
レンタルサーバとの大きな違いは、OSやリソースを複数ユーザーで共有しているレンタルーサーバと異なり、VPSは各ユーザーに対し、決められたCPUやメモリーリソースを割り当てられるので、他のユーザーの影響は少ない(が全くないわけではない)。
ただし、時間単位で容易にスケールアウト、スケールアップが可能なクラウド(IaaS)と比較すると柔軟性には欠ける。
(一部VPSは対応している場合有り)
比較的安価にルート(管理者)権限を保持した独自サーバ(仮想)を必要とするユーザーに向いている。
代表的なサービスにさくらのVPS、クラウドVPS by GMOなどがある。

レンタルサーバ

~サーバの必要な機能のみを切り出して利用~
サーバを複数の利用者が共同で使用する形のサーバ。
1つのOSやリソースを複数で共有しているため、他のユーザーの影響を受けやすい。
サービスの仕様が決まっており、ユーザー(管理者)権限は保持していないので、ユーザーカスタマイズはできない。
利用の要件が仕様の範囲内であれば、最も安価に利用できる。
また、アプリケーション以外はサーバ業者が管理するので、ユーザーのメンテナンスの労力も最も低い。

4つのサーバサービス自由度と容易さイメージ

以下に4種類のサーバを[自由度×導入の容易さ]で比較いたしました。
自由度はオンプレミス、容易さはレンタルサーバに軍配が上がりますが、縦横両軸で最もバランスよく対応ができるのは、 クラウド(IaaS)となります。ご予算と兼ね合いですが、必要要件に自由度と導入の容易さが含まれる場合は、クラウド (IaaS)がお薦めです。

弊社はAWS、ニフクラのパートナーとして、クラウド運用をご検討されているお客様の導入・運用をご支援しております。
本資料をお読みいただき、クラウドを試してみたい、または何を選択したらいいのかわからないというお客様は、ぜひ一 度ご相談ください。

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